石綿分析とは? 2022年に、大気汚染防止法に基づく石綿(アスベスト)障害予防規則の改正が施行されました。建築物の解体工事においては、事前にアスベスト含有の有無を調査し、報告することが義務付けられています。解体工事におけるアスベスト事前調査は原則、すべての建築物が対象です。 石綿分析は解体業者が行わず、外部業者に委託するのが一般的です。しかし、弊社では、コストカットのために自社でできないかと試行錯誤し、自社敷地内に分析施設を新設するに至りました。これにより、解体作業の時間を短縮できるとともに、解体費用を安価に抑えることができ、お客様にも喜ばれています。 弊社の石綿分析サービスについて 当社では、JIS A 1481-1という分析方法で石綿分析を行います。これは、アスベスト含有の有無(定性分析)を判断するものです。分析には、主に実体顕微鏡と偏光顕微鏡を使用します。 また、石綿分析を行う前段階の試料採取についても自社で実施。試料採取する際は、防じんマスクなどの着用や飛散防止のための措置などに最善の注意を払い、建材のムラを考慮した適切な代表試料の選定を目視で判断しなければならないなど、知識と経験が必要です。 このように、現地調査→検体採取→分析→報告書作成までを一貫して行うため、迅速で確実な石綿分析ができる点が弊社の強みです。当面は、自社で受注した解体物の検査のみを行いますが、要望があれば、同業他社からの受け入れも検討したいと考えています。